ちらし寿司を朝作って、夜食べたいと考える方の中には、こんな思いを持っていませんか。
「仕事を持っていて時間がないけど、彼氏とのお祝いの席にはちらし寿司を用意したい」
「朝はバタバタするから、帰宅してからゆっくりとちらし寿司の準備をしたい」
などなど。
この記事では、ちらし寿司を準備したいけど、日中は時間がない!という方のために参考になるような情報を紹介します。
ちらし寿司は朝作って夜食べても大丈夫!
ちらし寿司は、朝作って夜食べられます!ただし、保存には条件がありますので、確認しておいてください。ここでは、朝作ったちらし寿司を安全による食べる方法や、豆知識などを紹介します。
朝作ったちらし寿司をより安全に食べるには?
多くの人がちらし寿司を保存する際には冷蔵を選びがちですが、適切な条件下では常温での保存も可能です。最も重要なのは、室温を一貫して10度以下に保つことです。ただし、ちらし寿司に生の食材が含まれている場合は、食品安全の観点から常温保存を避けた方が良いでしょう。
こちらには、ちらし寿司の保存方法について詳しく解説しています。ぜひ、読んでみてください↓
ちらし寿司が余ったら?保存法と美味しく食べる方法を徹底解説!
そもそも酢飯は持ち歩きに適している
酢飯は保存性を高めるために、江戸時代には外出時の食料としても利用されていました。つまり、朝に作ったものを夜に食べても問題ありません、特に暖かい場所に置かなければ大丈夫です。
酢には酢酸が含まれ、その殺菌・除菌効果が食品の腐敗を抑えます。炊きたてのご飯に酢を加えると、24時間後も菌の増殖を効果的に抑制できることが確認されています。すし酢による調味は、味をさっぱりさせ、腐敗を遅らせるだけでなく、砂糖がデンプンの老化を防ぎ、ご飯を柔らかく保つ効果もあります。これにより、時間が経過してもご飯が硬くなりにくくなります。
前日までにある程度準備しておき夜に作る方法も!
少しでも効率よくちらし寿司を作るために、前日までに下ごしらえをしておく方法があります。
前日までに用意しておくもの
煮物や甘酢漬けなどの常備菜は、前もって準備しておくと便利です。これらを用意しておくことで、料理の準備がスムーズになり、当日の料理選びも楽になります。
特に、ちらし寿司には干し椎茸の煮物を加えることをおすすめします。この煮物は冷蔵保存で一週間、冷凍ならば1ヶ月から2ヶ月持ちますので、余裕がある時に作っておくと良いでしょう。
また、ちらし寿司の風味を豊かにするためには、酢れんこんを始めとする甘酢漬けがおすすめです。これらは必須ではありませんが、酢れんこんの独特の形状、色、そして食感は他の具材では代え難いものがあります。
可能であれば、風味をよくする食材も準備してみると良いでしょう。酢れんこんは冷蔵保存で1週間持ちます。
当日に用意するもの
錦糸卵の調理には複数回フライパンを使用し、時間がかかるため計画的に準備する必要があります。他の具材は、購入するだけで済むものや、時間を掛けて準備できるものから選んで、バランス良く組み合わせましょう。
ちらし寿司には、その味わいと鮮やかな色で錦糸卵が欠かせません。一人前につき卵1.5から2個分を用意するのが理想的です。最も美味しく仕上がるのは、当日に焼いて少し冷ました後に盛り付ける方法ですが、時間がない場合は前日に調理して冷蔵保存することもできます。
青みを帯びた野菜もちらし寿司には不可欠ですが、どの野菜を使うかは季節や準備できる時間に応じて選択してください。絹さやのゆでたものが一般的ですが、スナップえんどうやきゅうりの塩もみ、菜の花、そら豆なども良い選択肢です。
前日までに購入しておくもの
いくらの醤油漬け・茹でたエビ・カニカマ・煮た穴子などを自分の好みに合わせて選んで購入し、準備してみてください。エビは塩茹でしておくといいかもしれませんね。
さらに、切り海苔やちぎり海苔を加えることで風味が増し、たけのこの煮物を含む豪華な具材を精進ちらし寿司に加えることで、一層華やかな仕上がりになります。
ちらし寿司は朝作ったら常温で何時間持つ?
ちらし寿司の常温での保存時間は、気温や具体的な保存条件によって異なりますが、一般的に安全に食べられる時間は短めです。安全性を考慮すると、特に暖かい時期には数時間(2〜4時間程度)以内の消費がおすすめです。
室温が10度以下の場合、ちらし寿司は常温で1~2日持つ場合もありますが、室温が高い場合は傷みやすくなります。しかし、食中毒を避けるためには、作った後はできるだけ早く冷蔵保存し、同日中に食べきることが最も安全です。
ちらし寿司は朝作って夜食べても大丈夫?のまとめ
忙しくても、ひな祭りや子どもの日、その他お祝いの食卓にはちらし寿司を用意したいと思っている方も多いはず。でも、現実には時間がなくて、どうしたらいいか困りますよね。
でも、ちらし寿司は朝作って夜食べる方法があります。ただし、その安全性は保存方法に注意する必要があります。
- 冷蔵庫での保存温度は4℃以下を保つことが理想的
- 生魚などの具材は酢飯と分けて冷蔵庫に保存
- 前日までに下ごしらえをしておき調理時間を短縮
工夫次第では、多忙な方でもちらし寿司の用意は十分可能です。愛情たっぷりの手作りちらし寿司を作って、華やかな食卓を演出してみませんか。