味噌汁を作る際、沸騰させてはいけないと聞いたことはありますか?
特に味噌を入れてからは沸騰はさせない方が良いのだそうです。
でも、なぜ?作った翌日に食べるのなら、グツグツとしっかり火を入れた方が良いのでは?
なんて思いますよね?でも、それはだめなんです。
今回は味噌汁を沸騰させてはいけない理由と、壊れてしまう栄養などについてお伝えします。
味噌汁は沸騰させたらだめ?その理由は?

味噌汁は、みそを使用して作るものです。
そのみそは、発酵食品の一つとして日本の食事には欠かせない調味料の一つです。
味噌汁を作るときに、ちょっと油断するとぐらぐら煮たってしまうことありませんか。
実は発酵食品であるみそを使用した味噌汁を沸騰させてしまうと、発酵により得られる酵素がダメになってしまうのです。
身体によいといわれる発酵食品のみそを使った味噌汁は酵素をダメにさせないことが一番のポイントです。
味噌汁を沸騰させたら作り直した方がいい?

一度沸騰させてしまったから、その味噌汁がダメになるというわけではありません。
ベストな状態の味噌汁よりも少し栄養価と風味が失われるというだけなので、作り直す必要はないでしょう。
次回作るときに沸騰させないように注意すればいいのです。
また沸騰してすぐのものと、数分沸騰し続けたものではまたその程度が異なるので、味を見て作り直すがどうかを決めても遅くはありません。
味噌汁に含まれる栄養は?

味噌汁に用いられるみそは、大豆を原料としています。
大豆といえばたんぱく質が豊富なことで知られています。そのため味噌汁を飲むことでたんぱく質を摂取できます。
また大豆の中には女性にはうれしい栄養素であるイソフラボンが多く含まれています。
更にみそは発酵することにより、もともと含まれていたアミノ酸やビタミンなどの栄養価が高まります。
ナトリウムやマグネシウム、リンといったミネラルも多く含まれています。
味噌汁を美味しく作るコツは?

味噌汁を作るときには、その栄養素や風味をできるだけ残したいですし、最大限引き出しておいしいものを作りたいですね。
そのため、味噌汁を作るときには、鍋から離れないということが一番のポイントです。
そして沸騰をさせないように注意してみておきましょう。
一番の火を止めるタイミングは、沸騰直前の表面が少し動いてきたとき。具材の動き、汁の動きを見ているとだんだんとわかってくるので、火を止めるタイミングをつかむことがおいしく作るコツです。
まとめ
味噌汁は沸騰させると、風味が悪くなるだけでなく、栄養も抜けてしまいます。
調理する時は出来るだけ目を離さず、丁寧に作りたいものですね!
昔、京料理を作る板前さんが、大根を煮る時に少しでもグラッと煮立つと、もうその大根はまかないに回るという話をしたいたことがありました。
テレビで見たのですが、そのくらい煮立つというのは和食にはあまり良くないのかもしれませんね!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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